Indi-visual wellness あなた自身がデザインするウェルネスライフを

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F organicsが大切にするのは「自分らしいウェルネスな生活」です。近年、国内外で注目される「ウェルネス」という言葉はいったいなにを意味するのでしょうか。世界保健機構(WHO)はそれを、「ただ健康を指すだけでなく、心身ともに健やかであるために毎日を慈しむこと」と定義します。私たちもまたウェルネスとは、健康を基盤として、豊かな人生、輝く人生を実現することであると考えます。
健康や美を実現するため、食やスキンケアに目を向けることはとても大切なこと。ただ、それだけではなく、日々のなにげない時間にも目を向けてウェルネスは実現されます。あなたが日々、なにをして、なにを食べ、なにを見て、なにを聴き、なにを感じるか。私たちが触れるあらゆるものは、私たちの身体と心に届いて内なる美をつくっていく手伝いをしてくれます。

そこで私たちは、国内外で活躍する女性たちに日々の生活や美しさを保つためのアイデアをインタビューしていきます。毎日の積み重ねが、私たちのより美しく、ウェルネスな人生をつくります。これから私たちはどうあるべきなのでしょう。魅力ある女性たちとの出会いで、自分らしいウェルネスの気づきを見つけてください。

ロンドンの中心から少し離れた南ロンドンの閑静な住宅街。ミッドセンチュリー期に建てられたテラスハウスのひとつに暮らすのが、小田周子さんです。ロンドン市内に3つの店舗をもつうどん店「KOYA」を経営する一人であり、ヘッドシェフを務める小田さん。彼女は両親の仕事の関係でロンドンに生まれ、アメリカ・ロサンゼルスの高校を卒業した後に、日本の大学に進学しました。卒業後に、さらにロンドン大学ゴールドスミス・カレッジの大学院でインタラクティブ・メディアを学ぶために渡英。数多くの著名なアーティストを輩出する名門校を経た彼女ですが、卒業後はまったく別の道を歩み始めます。第二子の出産を控え仕事を休みつつも、昨年秋にオープンしたばかりの新店の準備を進めていた小田さんにお話を聞きました。

なぜ食の世界に進まれたのでしょう?

「大学院で論文を書き終えたら、もっとシンプルなことがやりたくなったんです。私は祖母のことが大好きで、たとえば彼女に話してもわかってもらえるよなことをしたいな、と。最初はアパレルで働き、その後は飲食を学ぶため日本に戻りました。日本ではマクロビオティックのレストランで経験を積んだのですが、ロンドンに戻ると友人からうどん屋を始めたいという人物を紹介されました。日本で食べてうどんが大好きになったという彼をビジネスパートナーに、その1年後には「KOYA」を開業しました」

コンセプチュアルな現代アートの世界を学んだからこそ、シンプルなものに惹かれていったんですね。ロンドンでうどんはどのように受け入れられましたか?

「ビジネス街だったこともあり、出勤前のビジネスマンの利用が多く、瞬く間にうどんが新しい選択肢として受け入れられていきました。うどんがブームになりはじめていたことや、出汁という言葉が一般化して市民権を得ていたことなどが私たちを後押ししてくれたんです。実を言うと私自身は、声をかけられた時は蕎麦のほうが好きだったんです。けれど、いまはうどんを毎日食べても飽きることがないほど大好き(笑)」

タイミングはとても大切ですよね。小田さんの経歴をお聞きしていると、とても直感を大切にされているように感じます。日本からロンドンに移ったのにはどんな理由があったのでしょう?

「ロンドンに移ろうと思った最初のきっかけは、日本の大学で受けた授業にあります。それはデザインの授業での課題だったんですが、取り組むにあたってPCのソフトが指定されました。私はツールがあらかじめ指定されることにとても驚いてしまったんですね。あらためて日本は条件を尊ぶ国だと感じながら、一方で私は自分で軸を決めることを大切にしたいと強く思ったんです。自分でコンセプトを決め、道具も何を使うかを決める。そう生きていきたいと思いました。もちろん日本を否定するつもりはないんです。そこで出会った友人はいまも仲がいいし、学んだことや両親と過ごした時間はかけがえのないもの。ただ、私は他の国での可能性を探りたくてロンドンを選びました。そのまま縁があって、ここに暮らしています」

国が違えば価値観も大きくことなりますよね。ご自身の軸を大切にする小田さんの姿に共感を覚えます。ところで健康のために、なにか定期的にしていることはありますか?

「いまは妊娠中なので(註:現在はご出産を終えて子育て中)お休みしていますが、週3回はプールで泳いでいます。プールに通う前にはヨガをやっていたんですが、通っていたクラスはスケジュールがしっかりと決まっていて。私は自分のペースで楽しめる方がストレスを感じずにいれていいようですね」

常にご自身のスタイルを大切にされていることを感じます。そんな小田さんにとってウェルネスを感じるものとはなんでしょうか?

「やはり料理ですね。私は子どもの頃から甘いものに興味がなくて、母がおやつ代わりに握ってくれたおにぎりと味噌汁が大好きでした。でも成長するにつれ、母に代わって自分で味噌汁を作るようになったです。自分で食事を作ることはいつも楽しかった。料理は自分の手でつくったものが形になって大切な人に届き、そしてその人の身体を作っていくという直接的でシンプルな行為なんです。もちろん食材には気を使いますが、ヘルシーかどうかにこだわるよりも楽しく作ることを大切にしたいんです」

ご自宅もシンプルながら、個々のプロダクトにこだわりとセンスが光る空間。モノゴトをシンプルにとらえ丁寧に接していく。小田さんを通じて感じるのは、思考自体からウェルネスを大切にすることです。自身の直感を信じることは、ウェルネスな生活を築く上で欠かせないことなのではないでしょうか。

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